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エレベーター用語集

「動く歩道」moving walk

エスカレーターを水平にしたような構造のものであるが、水平だけでなく、構造により12度又は15度までの勾配のものが認められている。 踏面はエスカレーターのような階段状でなく平面的であるのが特徴で、従ってエスカレーターの踏段に対し踏板とよばれる。 踏板には、見かけ上エスカレーターの踏段と類似のパレット式のものと、ゴムベルト式のものがある。 建築基準法では特殊なエスカレーターとして扱われ、昭和56年建設省告示1110号で「階段を有しないエスカレーター」として構造基準が定められている。 勾配はパレット式では12度以下であるが、踏面にすべり止め加工を施したもの及びゴムベルト式は、15度まで許容される。 また、定格速度は勾配8度以下のものは50m/min以下、勾配が8度を超えるものは40m/min以下とされているほか、安全装置や移動手すりについての規定はエスカレーターとほぼ同様である。 　パレット式動く歩道、ゴムベルト式動く歩道